正確さに欠ける「完全ガイド」にはほど遠い
バカラのルールひとつとってもbankerの動作の記述に誤りがあるなど、内容の精緻さ、正確さに大きく欠ける。図版も説明力に乏しいものばかりで、ルールを知りたい向きには激しくお薦めできない。
また著者の主観によって叙述されている事項も多々見受けられ、とても“知的”とは言い難い。
あくまで読み物、ルールや必勝法は確認の上で
カジノについて世界で最後進国とも言える日本では当然ながらカジノに関する本も少なく、そのような状況の中でカジノについて1冊で包括的に知るには現時点では最適な本と言える。 但し、著者はどうやらヨーロッパのカジノが主戦場で、アメリカ、特にラスベガスの現状については詳しくないようで、ごく一部で見聞きした内容だけで書いている部分が見受けられる。 たとえば149ページで「カジノではトイレに行くとチップを取られる」とあるが、ラスベガスではごく一部のカジノにトイレでタオルを渡してくれる人がいるが、大半のカジノでは当然ながらチップは取られません。アジアのカジノも同様です。あと肝心のゲームの紹介の部分では、配当の記述方法があいまいだったり、特にクラップスやポーカーという現在のラスベガスで人気の高いゲームについての記述がいいかげんなので、これからカジノ(特にラスベガス)でプレイしたいのでそのための教則本としたいという場合はやめておいた方が賢明です。 配当については、94ページのルーレットの1点賭けは「三十五倍」と元金を抜いた配当だが109ページのバカラのタイは「九倍」と元金を入れた配当など元金の扱いがあやふや。 クラップスについては117ページ「ダイスのシューターは時計回り」ではなく時計と逆回り。 120ページのカムベットは「ポイントか7が出た後」ではなく「ポイントが出た後」のみ。 122ページのハードウエイとフィールドベットについても配当に間違いがあるので注意。 ポーカーに至っては書いていないのと同じほどずさんです。 日本人が一番プレイするだろうスロットマシンについても「コインを8枚、10枚と入れて1回も的中しないときは台を替われ」などと根拠のないオカルトなことを書いてますので真に受けないように。そもそも今時いちいちコイン入れてやらないってw カジノ必勝法については確実な情報を知りたいなら「吠」で検索しましょう(笑)
もう少し図解が欲しかった
カジノ側のレート、ゲームのルーツ、ルールなどはもちろんのこと、戦略と資金管理法の提案はほんとうに参考になった。ただ、ゲームの紹介でもう少しビジュアル、イラストなどを入れて欲しかった。また、確率やルールの説明部分で図表がもう少し多いほうがわかりやすかった。
新潮社
世界カジノぎりぎり漫遊記―ギャンブル記者、夢の宮殿を巡る (平凡社新書) ゲーム理論 カジノの法則 愛蔵版 カジノのイカサマ師たち (文春文庫) カジノゲームバイブル―マナーからルールまで必勝ガイド カジノゲーム入門事典
|